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金沢市が中心市街地活性化法の認定を受けました

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地元の北國新聞にも小さく取り上げられていた
だけですが、月曜日5月28日に
金沢市が中心市街地活性化法の認定を受けました。

第一号認定の青森市や富山市の時は
大きなニュースになりましたが、
さすがに二番手では扱いにすごいひらきがありますね。

とはいっても、金沢市の中心市街地を活性化する為の
大切な法的根拠となりました。

この法律では郊外に都市が肥大化することを防ぐため
市街地の範囲がそれぞれの都市で規定することに
なっています。

基本的にはコンパクトな都市を目指すということが
法律の趣旨の為、青森市や富山市などは
本当に街中の小さな地域が規定されました。

ところが金沢市の場合、街づくりの考え方が
商業ゾーンだけでなく文化ゾーンも必要と考えたのか
旧市街地と言われる犀川から浅野川を越えて、
神社・仏閣の多い寺町、小立野台、東山地区を
ふくめて860ヘクタールの大きさになりました。

市長の考える金沢市の世界遺産登録には、
文化ゾーンは確かに不可欠と思いますが、
中心市街地活性化法には、この広大な土地の
認定の必要なのかは疑問です。

と言っても当店の生業である観光都市=金沢には
文化ゾーンは絶対必要でしょうし、
街づくりをどう考えるかによって決まってくるのかも知れません。

何はともあれ、中心市街地として国に認定されたことは
喜ばしいことです。

金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com
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by moroeya | 2007-05-31 18:30  

能美市九谷焼資料館で「斎田道開、九谷庄三展」が開催されています

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現在の九谷焼の主産地能美市(旧寺井町)の
能美市九谷焼資料館で「斎田道開、九谷庄三展」
が開催されています。

斎田道開は九谷赤絵の第一人者と云われています。
道開の生きた江戸時代末は赤絵が流行で、
九谷焼も赤の時代でした。
金沢の青木木米も八郎手といわれる飯田屋も
永楽手も赤絵に金を入れた赤絵金襴が
もてはやされていました。
能美地方の赤絵は道開が祖といわれています。

一方、九谷庄三は現在でも庄三風といわれる
「彩色金襴」の技法を確立した人です。
庄三は江戸末から明治の人で、
西洋から洋絵の具が入ってきて、
それを生かし赤絵に色とりどりの色絵を施した
庄三風=「彩色金襴」を確立しました。
折からの殖産政策により、九谷焼が海外貿易用に
大量に作られ海外に輸出されたのもこの時代でした。

外国に受けるよう色とりどりの絵具で美人画や花鳥図など
が描かれています。

九谷焼が一番華やかな時代だったのかもしれません。

この展示会は6月の17日までです。

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by moroeya | 2007-05-30 11:04  

前田土佐守家資料館で「芳春院と前田直之」展が開催されます

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いよいよ金沢では百万石まつりがはじまります。

今年は去年よりも一週間も早く6月の1日から始まります。
メインの百万石行列は2日の午後3時からはじまります。

それに伴い金沢では百万石まつり関連
イベントが行われますが、
当店のある片町からすぐの長町の老舗記念館の
向かいにある前田土佐守家資料館では
「芳春院と前田直之」展が開催されます。

芳春院は以前NHKの大河ドラマで「利家とまつ」が
ありましたが、その「まつ」の出家した名前です。

まつの子二代藩主前田利長には男の子が無く
異母兄弟の利常が三代藩主になりますが、

利長の弟前田利政が関が原で石田三成方に付いたため領地を没収されました。
その子前田直之が利常に仕え、前田土佐守家を立てます。

つまり「まつ」の子孫が前田土佐守家ということになります。

この展示会は「まつ」と孫の前田直之の展示会なのです。

前田土佐守家は加賀八家と言って藩の重要な職に就く家柄
の一つで、この八家のどれもが何万石という石高を頂いていたことから
小さい国の大名のようでした。

加賀にはお殿様が9人いると言われていたようです。

「利家とまつ」に興味のある方は必見です。

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by moroeya | 2007-05-29 12:50  

高聡文さんは期待の若手九谷焼作家の一人です。

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九谷焼の若手の作家で、色絵を描き
センスが良いなと思うのは高聡文さんです。

九谷の場合、花や鳥などいわゆる花鳥を
描くことが多いのですが、
高聡文さんはの絵は、どことなくかわいくて、
やさしい感じです。

代々の九谷焼作家で、名工初代の光涯の孫
になります。
武腰潤先生に師事して色絵を描いているので
白い生地に生き生きと絵を描くのが持ち味です。

写真の湯呑も川蝉と雀がかわいく描かれています。
周りの小紋も今までの伝統の小紋ではなく、
パステル調でなかなかしゃれています。

最近は雀を描くことが多いのか、五枚組の銘々皿に
雀の絵変で色々な姿の雀を描いているものもあります。

期待の若手の一人です。

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by moroeya | 2007-05-28 12:53  

石川近代文学館で「井上靖と青春の地 金沢」が行われています

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当店の近くにある石川近代文学館で
生誕100年記念「井上靖と青春の地 金沢」
ー小説「北の海」を中心にーが開催されています。
と言っても5月31日までですが、

先日から近代文学館のある中央公園を通るたび、
催し物の案内がかかっているのを目にしていました。

石川近代文学館は旧四校=第四高等学校の跡地で
赤レンガの建物が目印です。
今では中央公園とこの近代文学館になっています。

井上靖はこの四校に通い金沢で青春時代を過ごしました。
柔道部で柔道に明け暮れたそうで、
以前私が高校時代の頃、金沢で講演会があり
四校のことや金沢の思い出を語るのを聞きに行ったことがあります。

去年、小泉首相が任期の最後の方に
輪島、七尾、金沢に来られたとき、
小泉さんが「私が歴史小説を好きになったのは、
井上靖の風林火山を読んだときからだ」とおっしゃった時、
谷本県知事が井上靖は金沢の四校に在学していたことと、
この近代文学館に井上靖の直筆の原稿が展示されている
ことを話されたところ、急遽予定を変えて、
金沢の近代文学館の視察をすることになったそうです。

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by moroeya | 2007-05-27 14:50  

九谷焼販売協同組合のカタログ「KUTANI COLLECTION №4」が出来ました

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九谷焼の新しいカタログが出来ました。

九谷焼には三つのカタログ組合があり
2年ごとに新しいカタログを出しています。

そのカタログ組合の中でもっとも古い
九谷焼販売協同組合のカタログ
「KUTANI COLLECTION №4」が出来ました。

ページをめくると人間国宝の徳田八十吉先生や
吉田美統先生のページに続き作家紹介があります。
その後、皿・鉢・飯碗、茶器・茶道具、酒器・カップなど
と部門別に商品が載っています。

九谷焼諸江屋では、カタログから選択して
店に商品を並べているわけではありません。
そのため店に並んでいる商品がカタログに
載っているわけではありませんが、
遠くの方と引き出物を選びたいとかいうお客様に
カタログを差し上げています。

最近はお客様が¥3,000ぐらいの銘々皿とかコーヒーなど
がほしいと言われれば、店にある商品をデジカメで撮って
メールで送るとか、簡単に紙に印刷して郵送して
選んでいただいたりしています。

便利な時代になったのですね。

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by moroeya | 2007-05-26 11:45  

池島保雄先生の青磁銀杏文のコーヒー碗皿

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以前当店=九谷焼諸江屋の2階のギャラリー片町で
三人展をしていただいた池島保雄先生の
青磁銀杏文のコーヒー碗皿です。

池島先生は九谷焼では珍しい青磁の
作家の一人です。

九谷焼と言うと色絵ですので、青磁や
普通は白磁の上に色の釉薬で絵を描き
焼き上げる為、青磁だと作品ではなく
生地と思われるようです。

それだけに青磁作家は形に非常にこだわります。
青磁だけで完成品にするためには
そのこだわりが重要だということでしょう。

この作品も淡い青磁の部分と少し濃い青磁の
部分で銀杏文を描いています。

その銀杏も流れるようにネジのようにデザインされていて、
とてもきれいです。

口の部分や皿の渕の部分も少しギザギザに
なっていますが、そんなに気になりません。

先日の石川の伝統工芸展でも入選していました。
今後の活躍も期待できると思います。

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by moroeya | 2007-05-25 17:59  

小松の博物館で行われている「新収蔵作品による郷土の美 2007」をみてきました

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小松の博物館と錦窯展示館で行われている
「新収蔵作品による郷土の美 2007」を
見てきました。

小松の博物館のほうは、三代徳田八十吉先生の
作品がメインでした。

当店にも八十吉先生の品物は多く並んでいますが、
大きさが違います。
2尺ぐらいの大皿や大壷ばかりです。

八十吉先生の得意の「釉彩」=釉薬を流す技法で作られた
作品はガラスのように濃い紺色や黄色などがとてもきれいです。

九谷焼は古九谷の時代から生地の上に絵を描いてきました。
絵を描くとき窯で温度が上がりすぎて
釉薬が流れるときがあります。
少しぐらいなら絵が生きる時があるのですが、
流れすぎると絵が壊れてしまって
作品としては2等品になります。

それだけ九谷焼の窯の温度管理は重要なことなのですが、
八十吉先生は九谷焼の常識である
釉薬を流さないやり方を逆転の発想で
釉薬を流すことによっ作り出す美を追求したのです。

海外でも高い評価を受けている八十吉先生の作品は
すでに九谷のブランドです。

グッヂやヴィトンと同じように一目見ればすぐに
徳田八十吉先生の作品とわかるからです。

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by moroeya | 2007-05-24 19:32  

中村記念美術館に茶道具名品展を

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中村記念美術館に茶道具名品展をみて来ました。

6月3日までの前期は
古美術編で抹茶碗や茶入、
茶釜などがいっぱい並んでいました。

珍しいと思ったのは、
古九谷の水指が出ていました。
山水の模様で、今窯から出したように色鮮やかでした。
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by moroeya | 2007-05-23 20:33  

赤地径さんのマグカップは使いやすい

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九谷焼に限らず陶芸家には二代目、三代目
と代々続いている人は多いのですが
祖父は漆器の人間国宝、父は九谷焼の陶芸家
という異色の作家ー赤地径さん

工房にお邪魔してもほとんどしゃべることは
ありません。親子ともに。

しかし作品はとてもよくしゃべりかけてくるように
思えます。

写真のマグカップもストライプの線が
几帳面にまっすぐのわけでもなく
すーっと伸びていて良いリズムになっています。

持ち手はカクカクとかたい感じですが、
持つとなかなか持ちやすい。

コーヒーやマグなどの取っ手は型で作る
ことが多いのですが、
手作りで作ってきれいに
付けるのは結構難しいのです。

轆轤の名手で生き生きとした形を作る
父赤地健さんに近づき、追い越して
行ってほしいものです。

金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com
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by moroeya | 2007-05-22 13:48