「生き残るための覚悟~激動の経済環境に立ち向かおう~」というセミナーがありました
2009年 01月 27日
「まちなか商い塾」の二回目の特別講演がありました。
「生き残るための覚悟~激動の経済環境に立ち向かおう~」
講師は日本経済研究センター客員研究員・
学習院大学特別客員教授の吉野 源太郎さんです。
のっけから自分の生まれ育った駒込吉祥寺町の商店街が
消えてしまった事を話し、
20年~40年前に駒込吉祥寺商店街にいた
一人の魚屋さんの女将さんが地域の人からも
そして子供たちからも尊敬を受けていた。
その女将さんの心意気=エトス(倫理)の力を取り戻すことが、
商店街=地域社会の再生につながるという内容でした。
補助金漬けの農業のようになると
農家といいながら実体は不動産業のようになっているのと同様に
商業も物を売るのではなく貸しビル業になって行き、
商業全体が衰退してしまう危機だという話をしていました。
金沢でも商店街では自分で商売をしないで、
貸しビルになっているところがかなりあります。
昔、商道徳というものが商人にはあって
どんなに儲かろうとも自分の考えと違うものは
扱わなかったり、ただ儲けるということを考える人には
ならないようにと戒めてきました。
最近の金融ショックなどみるとその商道徳が
欠けているのだと思います。
お客様のこと考え、商人が信頼を勝ち得れば、
商店街も元気になると思います。
金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com
by moroeya | 2009-01-27 16:59