人気ブログランキング | 話題のタグを見る

古九谷窯跡で見つかった色絵磁器片を見てきました

古九谷窯跡で見つかった色絵磁器片を見てきました_e0018428_1841860.jpg

加賀・大聖寺の九谷焼美術館で
永楽和全展を見た後、
常設展示の青手の間を見ていると
奥の方にショーケースが置かれています。

中を見ると先日、古九谷の窯跡の調査で
見つかった色絵磁器片が二点展示してありました。

ほんの小さな磁器片のため、
大きな虫眼鏡も置いてあります。

以前に出土した磁器片(色がついていないもの)と
色絵ですが、半磁器程度の低い温度で焼かれた色絵片
とが一緒に説明文付きで展示されています。

今回出土した色絵磁器片は、新聞報道の後
あまり露出が無いのでどうしたのかと心配していましたが
実際見てみると、世にでている古九谷の完成品と同じような
器地の質で色絵の色、つやも良いように思えます。

古九谷窯跡から色絵磁器片が出ない為、
古九谷が有田で焼かれたという説が横行する中、
あまりにも小さな色絵磁器片ですが、
多くの方に見ていただき、科学的にも研究がされ
古九谷が加賀の地で焼かれたという裏づけが
きちっとされると良いと思います。

金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com

by moroeya | 2009-01-09 18:41  

<< 早くも成人式がおこなわれたよう... 九谷焼美術館の「永楽和全と加賀... >>