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九谷焼美術館の「永楽和全と加賀のひとびと展」を見てきました

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加賀・大聖寺の九谷焼美術館で行われている
「永楽和全と加賀のひとびと展」を見てきました。

永楽和全は現在の京焼でも有名な
永楽善五郎の12代目で、
幕末の慶応年間から明治にかけて5年間、
加賀山代の地で作陶の技を教えました。

その当時大変流行した赤絵金襴手の技を
九谷の地に教えたため、
九谷焼の時代絵といわるデザインに
「永楽」という名でに残っています。

美術館の入口の展示室には
古九谷や吉田屋風のものに
永楽らしい交趾のものが展示されていました。
そのかわり赤の間には常設の作品ではなく
永楽の赤絵金襴の作品が展示されていました。

裏印をみると古九谷系には
「於九谷永楽造」と書かれているのに、
赤絵金襴のほうは「大日本永楽造」と書かれていて、
九谷で作ったということに特別意味があると
思っているように思います。

そのほか滝口加全など永楽の仕事・技を受け継いだ
人達の作品も展示されています。

金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com

by moroeya | 2009-01-08 14:30  

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