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藤田美術館の国宝「曜変天目茶碗」をみてきました

藤田美術館の国宝「曜変天目茶碗」をみてきました_e0018428_1802175.jpg

昨日の大阪行きの目的は、
久しぶりに公開されている藤田美術館の
国宝「曜変天目(ようへんてんもく)茶碗」
を見に行くためです。

大阪城北詰駅を降りると、ここら界隈は
片町というらしくなんか親近感を持ちました。

藤田美術館は塀に囲まれていて、
古い事務所か倉庫のような外観でした。

砂利の庭を回って入口に行くと、
古い小学校のようなたたずまいです。

倉庫のような展示場の二階に上がると、
真ん中にお目当ての曜変天目茶碗がありました。

真っ黒な茶碗の内側に青く光る丸い環が見えます。
いっぱいあるのかと思うとそんなに多くは見えません。
渕には金の輪を嵌めてあり、傷付かないように
保護してあります。

渕金のすぐ下のところに真っ赤な辰砂のような
部分も見えます。
横から見ると端正な飾り気のないラインです。

国宝の曜変天目茶碗は、三つあり
他のものはは静嘉堂美術館と大徳寺竜光院にあります。
星といわれる環が、青色に光る神秘的な茶碗です。
光の角度、加減によって輝きが変わるといわれています。

その他、青磁の花瓶、抹茶碗、鉢、明の赤絵の鉢、
利休の塗台が付いた亀の香合などがならんでいました。

この「渡来した陶磁器 ~茶人が愛した器たち~」は
平成20年9月13日~12月14日まで開催されています。

良いものを見たときにいう「目の正月」をしてきました。

金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com

by moroeya | 2008-09-25 18:00  

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