北国新聞に「九谷もジャパンである」という九谷焼の連載が始まりました
2008年 08月 17日
「九谷もジャパンである」という九谷焼の連載が始まりました。
おじいさんが九谷焼の絵付け職人の孫が
どうしてじっちゃんが九谷焼にとりつかれたか
九谷焼の魅力を調べるといった内容です。
第一部は「古九谷の謎」で
現代の作家たちということで武腰潤さんや
長谷川塑人さんなど
現代九谷焼を代表する作家さんが出てきて
古九谷の魅力の話をしています。
人気作家の武腰潤さんは古九谷を
目指すべき「私の師匠」と言っています。
古九谷は単なる写生頼みでなくて、
明確な哲学があると思います。
デフォルメされた表現も
わざわざこう表現しようと思う「芯」がなきゃ描けない。
古九谷はしっかりとした哲学があるから
見るものを感動させるのでしょう。
武腰潤さんも花びらが風に吹かれたような
デフォルメされた牡丹を描いています。
それにより牡丹が非常に動きのあるように見えます。
古九谷が武腰潤さんの「私の師匠」というのは
目標だということでしょう。
現代作家が目指す古九谷の魅力がわかりやすく
書かれた「九谷もジャパンである」の連載から目が離せません。
金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com
by moroeya | 2008-08-17 17:44