金沢の大工町にある立野の畳屋さん
2008年 07月 19日
何本かありますが、そのうち一本の中ほどに
木造の家があります。
その家の中で、畳を作っているのが通りから見ることができます。
金沢にはまだまだ、日本家屋が残っていますが
その象徴的な畳屋さんが街中に残っています。
大工町にある立野の畳屋さんです。
若い主人が一生懸命に畳を作っています。
最近は洋間が多くなかなか畳の部屋が
なくなってきていますが、
畳と柱が日本建築の基本だと
佐川美術館のお茶室を作ったとき
楽吉左ェ門さんが言っています。
お茶室という空間を省いて省いていって
最後に残ったものは柱と畳です。
お茶室は畳に座るということが前提で、
炉が切られたり床の間の大きさが決まったり、
天井の高さが決まったりして、
畳は日本人のサイズの基本です。
九谷焼などの工芸品として作られたものも、
畳からお茶室、床の間に合う大きさと
いうことで大きさが決まってきたのです。
サイズによってしっくりくるとか、こないとか
基は畳なのだと思います。
元気な畳屋さんがあることが
金沢の魅力をアップしています。
金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com
by moroeya | 2008-07-19 12:35