珠洲焼の坂本市郎さんが映画に出演します
2008年 01月 28日
昨日、地元の北國新聞に載っていましたが、
石川県で映画の撮影を行っているようです。
能登半島の突端の珠洲でロケが
行われていることが書かれています。
映画のタイトルは「しあわせのかおり」です。
人気の映画のアナザストリーだそうで、
以前当店で個展をして頂いた
珠洲焼の作家 坂本市郎さんが
珠洲焼を教える先生として出演しています。
珠洲焼は鎌倉時代に隆盛を極めた焼物で
備前のように黒い土にほとんど無釉で焼かれます。
備前よりも黒く、独特の燻し焼きで黒く焼き締めて
作り上げます。
何百年もの途絶えていた珠洲焼を再興した一人が
坂本さんの父 坂本好二さんです。
以前自宅兼工房にお邪魔したことがありますが、
とても立派なお屋敷です。
今では珠洲は陸の道路を通ると遠いという印象ですが
その昔海の交易に恵まれていた頃の
珠洲の栄華がわかるような家です。
二年前ぐらいから自宅を改装して「典座(てんぞ)」
という料理店を始められています。
以前から映画の撮影にはうってつけの場所だと
思っていましたが、珠洲焼とおいしい能登の地料理、
能登の風雪を耐えた屋敷は珠洲の魅力の1つです。
金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com
by moroeya | 2008-01-28 15:37