人気ブログランキング | 話題のタグを見る

能美市九谷焼資料館で「斎田道開、九谷庄三展」が開催されています

能美市九谷焼資料館で「斎田道開、九谷庄三展」が開催されています_e0018428_1142227.jpg

現在の九谷焼の主産地能美市(旧寺井町)の
能美市九谷焼資料館で「斎田道開、九谷庄三展」
が開催されています。

斎田道開は九谷赤絵の第一人者と云われています。
道開の生きた江戸時代末は赤絵が流行で、
九谷焼も赤の時代でした。
金沢の青木木米も八郎手といわれる飯田屋も
永楽手も赤絵に金を入れた赤絵金襴が
もてはやされていました。
能美地方の赤絵は道開が祖といわれています。

一方、九谷庄三は現在でも庄三風といわれる
「彩色金襴」の技法を確立した人です。
庄三は江戸末から明治の人で、
西洋から洋絵の具が入ってきて、
それを生かし赤絵に色とりどりの色絵を施した
庄三風=「彩色金襴」を確立しました。
折からの殖産政策により、九谷焼が海外貿易用に
大量に作られ海外に輸出されたのもこの時代でした。

外国に受けるよう色とりどりの絵具で美人画や花鳥図など
が描かれています。

九谷焼が一番華やかな時代だったのかもしれません。

この展示会は6月の17日までです。

金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com

by moroeya | 2007-05-30 11:04  

<< 金沢市が中心市街地活性化法の認... 前田土佐守家資料館で「芳春院と... >>