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重要文化財「百工比照」展が4月22日~5月20日開催されます

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加賀の国の前田藩主の業績の中で、
現代の金沢や石川にとって恵みとして
残っているものは五代前田綱紀の「百工比照」
だと思います。

その重要文化財「百工比照」展が
4月22日(日)~5月20日(日)まで
石川県立美術館と隣にある前田育徳会展示室で
開催されます。

前田綱紀は全国にある工芸=紙類、貼付唐紙類、
木之類、蒔絵梨子地塗色類、色漆類、革類、
織物類、小紋類、打糸類、竹類、羽織類絵図、
旗指物類絵図、甲冑籠手佩楯類絵図、
馬具類絵図、作紋類絵図、巻物軸象牙籤等、
染色類、金具類の百工を収集し分類しました。

この集大成こそ「百工比照」なのです。
集められるものは現物を集め、大きなものなどは
絵図やミニチュアで集めました。

その当時の日本全国の工芸の粋を集めたのです。
そしてこれよりすばらしいものを作れといって、
職人達を育てたのです。

偉大なパトロンシップといえます。
現在でも名経営者というのは、
明確な目標を掲げ、部下にやる気を出させ、
結果を得ることが出来る人と思います。

前田綱紀はその意味で、江戸時代の藩主の中でも
キラリと光る藩主だったのでしょう。

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by moroeya | 2007-04-09 14:48  

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