九谷焼で新しいアイテムというと一服碗です
2006年 08月 05日
最近、九谷焼で新しいアイテムというと一服碗です。
お抹茶の茶碗より少し小ぶりで、番茶碗より少し大振りで、
ご飯茶碗より少し背が高いという物です。
今までなら使うのに中途半端だなぁーと思われていた
大きさのものです。
お客様も「この一服碗何に使うの?」とよく聞かれます。
そうするとカフェオレボールのように使ってくださいというと
妙に納得されます。
たいがい、木製の台(ここではあえて茶托といわない)が
付いています。
日本では中途半端でも、外国でも使われているという安心感からでしょうか。
大振りの茶碗でゆっくり愉しむ器として定着してほしいものです。
写真は、九谷焼を代表する伝統工芸作家 武腰潤先生の
一服碗で椿と昼顔のデザインです。
売れっ子の№1作家が新しいアイテムに描くことは珍しいので、
そういう意味でも一押しの作品です。
金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com/
by moroeya | 2006-08-05 10:09