九谷焼で一番有名な唐子の絵は「木米(もくべい)」でした。
2006年 03月 21日
よく考えると、九谷焼で一番有名な唐子の絵は
「木米(もくべい)」でした。
青木木米(あおきもくべい)は
1767年京都に生まれました。
京焼の奥田頴川の影響を受け
その当時流行っていた文人趣味の白磁や青磁、
染付、赤絵、交跡、南蛮写を得意としました。
文化3年(1806)40才の時、加賀藩主に招かれ
金沢の春日山(現在の卯辰山)にて開窯。
古九谷廃窯から約100年経ち、九谷焼を再興する
始まりとなりましたし、金沢九谷の祖でもあります。
木米が金沢で残していった有名なデザインが
写真のいわゆる「木米」です。
朱地に人物画や白象を画面いっぱいに描いてあります。
今でも鉢や盃、組湯呑、コーヒーなどに良く描かれます。
菊型鉢 直径21cm×高さ6cm ¥14,700(税込)
金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com/
by moroeya | 2006-03-21 10:40