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金沢中村記念美術館で冬季展「文様の世界」を見てきました

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金沢中村記念美術館で行われていた
冬季展「文様の世界」を見てきました。

中村美術館の所蔵する美術工芸品に
描かれた文様の美に光を当てて、
解説するといった企画展です。

九谷焼では金沢付の名工水田生山の
十碗煎茶器の四季農耕図が綺麗でした。

水田生山は明治から大正時代に活躍した
九谷焼の絵付作家で、
四季農耕図に描かれた人物の顔も
とても綺麗に描かれていましたし、
金小紋の盛り金の技法がすばらしいものでした。

さすが九谷焼の最高峰といわれた金沢付(金沢絵付)
の金の盛り上げ方が能美や大聖寺で付けられたものとは
厚さも金の発色も違います。

そのほか先日金沢九谷振興協同組合40周年時に書いた
金沢九谷の祖 青木木米の色絵扇面梅の図香合が出ていました。

この黄色の扇面香合は金城製と書かれていて、
短い金沢での滞在の中、木米が金沢で作ったことが確かな名品です。

焼き物のほかには酒井抱一の立雛の掛け軸や
狩野探幽の三幅の掛け軸がとてもすばらしいと思いました。

喫茶室からお茶室のある庭を見ると少し雪が残っていて、
日本晴れの青空を背に良い雰囲気でした。

金沢市片町1-3-22 九谷焼諸江屋 http://www.moroeya.com

by moroeya | 2010-01-27 18:29  

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